十三本目:アースフォール

今日のおやつはカルビーポテトチップスうすしおコカ・コーラ

 

あらすじ(TUTAYAより)

舞台は20XX年。地球は軌道を外れ、宇宙空間で暴走を開始。小惑星帯に突入し、宇宙の塵となってしまう地球の危機に、人類が決死のサバイバルに挑む。

 

感想

巨大質量をもつ星の接近によって地軸・公転軌道がズレて世界中が災害に巻き込まれるモノ。ディザスターパニックと言うらしい。3人の家族がそれぞれ主人公で、数々の災害を回避しながら家族の安全の確認と合流を目指すというストーリー。

落ちてくる隕石が主人公に当たらないのはまあいいでしょう。でも真横で男が瞬く間に氷漬けになってるのに、毛布一枚の差なのに気絶しただけで無傷だった妻はちょっとおかしい。しかもそれまでは嵐が来たら全員逃げ隠れしてたのに妻のピンチだけはすぐ助けが来るのもおかしい。兵士はどう逃げるのか?と聞かれて「知らん」と答えて実際に見殺しなのも絶対おかしい。最後の作戦で地球軌道は戻せたということなんだろうけど地軸のズレまでなおせるかは怪しいし、そもそもこのあと核の冬が来て結局人類は滅亡するのでは?という終わり方だった。

書ききれない粗は目立つけど良いなと思った点もある。序盤から娘が目指した「避難所」はハッカーによる勘違いが広まった情報で、軍はちゃんと善意から住民を避難させてたこと。偉い奴が独り占め~みたいな展開だろうと思ってたけどいい意味で裏切られた。

 

総評

不快感はなかったし退屈もしなかったけどストーリー的に粗が目立ちますね。100点満点で65点とします。

十二本目 アーストゥエコー

今日のおやつはカルビーポテトチップスうすしお三ツ矢サイダー

あらすじ(Amazonより)

高速道路建設のために、町全体が強制退去を余儀なくされ、もうすぐ離ればなれになってしまう親友同士の少年3人。明日がいよいよ別れの日という時、突然、街中の携帯電話に不可解な画像が映し出される。建設会社はこの現象が工事の影響だといい、全住民の携帯電話を無理やり回収しようとする。そのことに疑念を抱いた少年タックは、携帯に映った画像がある場所への地図だと気づき、親友のアレックス、マンチと共に真相を突き止めるために、地図が指し示す闇深き砂漠へと向かう。そこで彼らが遭遇したのは、遥か彼方の宇宙からやってきた未知の物体だった・・・

 

感想

 ほぼ全編通して主人公タックが撮影したカメラの映像という設定。手撮り、あるいは装着型のカメラの映像のためたいへん揺れる。酔う。

 SF要素としては「事故等で不本意に地球に滞在している宇宙人の帰還のために主人公が手を貸す」もの。よくあるやつですね。この筋のものは全部そうとも言えるけど、宇宙人が友好的とは限らないはずなんですよね。コミュニケーションを取ってから敵対的でないと判断する描写がちょっと薄かったんでそこが引っかかったかなと。

 主人公たちは場当たり的に宇宙船修理に手を貸すが、本格的に捜索しているはずの大人たちは人数も多く専門家もいるはずなのになぜ主人公たちに後れを取っているのか・・・加えて、宇宙人の技術を盗むというか奪う前提のスタンスもどうなのか。交渉して技術を学ぶという選択肢はないのか?とも感じた。そこは物語の展開上のご都合というやつなんだろうか。

 ご都合と言えば行く先々で器物損壊不法侵入を繰り返しても一切つかまらないのも結構変だなって思いました。

 

総評

題材はありがち、カメラは酔う、ご都合な大人たち。映像自体は見れなくないし、ストーリー的筋は通ってる。

可もなく不可もなくということで50点とします。

十一本目:アポロ18

今日のおやつはカルビーポテトチップスコンソメパンチと三ツ矢サイダー

 

あらすじ(wikipedia)

映画冒頭で、「これは2011年にネットで発覚したNASAの極秘映像を編集したものである。」というテロップが表示される。

1969年7月20日NASAアポロ11号による人類初の月面着陸を成功させたが、翌1970年に18、19、20号の計画を突如中止。1972年12月7日に17号での最後の月面着陸を成功させ、アポロ計画は全て完了した。しかし、1973年12月にアポロ18号が3人の宇宙飛行士を乗せ、極秘で月へ向けて飛び立っていた。しかし、そこにあったのは…

宇宙飛行士たちが記録していたカメラには、誰にも知らない、月の正体が映し出されていた。

 

感想

極秘映像を編集したもの、というのはもちろんそういう設定なだけであり、創作の映画です。

全体的に感じたことは映像が汚いこと。発掘された映像をつなげたという設定とはいえ画面がブレまくり、天地もめちゃくちゃ。頻繁にノイズが発生しているのも物語の設定上のことではあるけどさすがに見るのがつらい。極めつけは人物が喋っているのに口が動いていないシーン。実写なのに。製作は2012年で技術は進んでいるはずなので、古い映像というのを言い訳にして予算を削ったのかと思わずにはいられなかった。

SF要素としては月面に地球外生命が実は存在していて、その調査をそれと知らずに行わされているという点。「それと知らずに」という点が重要で、映画の内容は「正体不明の怪物に襲われる」というモンスターパニックになっている。

ストーリー的にも何も知らずに送り込まれた3人が混乱のうちに切り捨てられ死亡するという後味の良くない展開。

 

総評

映像も良くない、ストーリー展開も良くない、俺はモンスターパニックが嫌い、といいとこが見つからない。100点満点で15点です。

十本目:アンドロメダ…

今日のおやつはカルビーポテトチップスうすしおアサヒ飲料ドデカミングラブル版)

 

あらすじ(Wikipediaより)

ニューメキシコの小さな村に衛星が落下した。軍はそれを回収に向かったが、その村の住民たちは皆謎の死を遂げており、さらに軍の兵士たちも突然死んでしまう。

政府は直ちに非常体制をとり、ワールドファイア計画を発動させ、ストーン、ダットン、ホール、レヴィットの4人の科学者を動員して事態の収集に当たる。

現地に飛んだストーンとホールは、住民たちの急死は、衛星の中の微生物が住民たちを襲ったためと断定したが、死者の血液を粉末状にするほど凝固させてしまう微生物の正体は見当もつかなかった。さらに不思議なことに、住民たちの中で地酒の好きな老人ジャクソンと、乳飲み児の2人だけが生存していた。

彼らは衛星と2人を研究所に収容し、アンドロメダストレインと名付けた微生物の正体と鎮圧方法を必死に研究するが、やがてその微生物で研究室も“汚染”されたことから、思わぬ事態が起きる…。

感想

…までが正式な邦題です。

調べると1971年というものすごく古い映画でした。当時の技術では最新だったのかもしれないけど今の時代にはさすがに古臭いなーという感覚はぬぐえないものがありました。電話もダイヤル式電話だった。

科学者が集められたときからやたら「5分」を連呼してたので「終盤で汚染状態になって5分のタイムリミットで危ない!ってなるんだろうな」というのが読めてしまったのは一つ残念な点でした。

最初から召集を渋っていたおばちゃん科学者がてんかんを隠していて、しかもそれが原因で調査の遅れを招いたのにも関わらず悪びれる様子もないのはさすがにこのおばちゃんダメだろって思いましたね。しかもその時の見落としが最大の解決策だったっていう。時代的に女性を悪く描くのが許されてたのかな?

SF要素はもう全体がSFですね。政治的・軍事的な話は必要最低限でサイエンスの部分をしっかりと描いている印象です。

一部音量が狂っているのか、爆音で耳障りな音が流れるところがありました。

 

総評

所どころに描写がくどいと感じる場面はあったものの、全体としてはまとまってる映画でした。古いことで少々見づらいことも加味して100点満点で65点です。

九本目:アビス完全版

今日のおやつはカルビーさやえんどうとサントリーCCレモン

 

あらすじ(wikipediaより)

海底油田の海中採掘基地付近の海域で、原子力潜水艦が行方不明となる。バッドをはじめとする採掘基地の作業員らは捜索のため、暗黒と水圧が支配する未知の海溝「アビス」へと向かうが、そこで待っていたものは、海底深くに生活していた人類とは違う生命体だった。

しかし、軍の特殊部隊から派遣されたコフィは、未知の生命体の存在を信じなかった。原潜沈没の原因をソ連の攻撃と信じるコフィは報復のため、沈没した原潜から核弾頭を極秘に回収するが、不慣れな海底活動でのストレスと重責へのプレッシャーから、徐々に正気を失っていく。

核弾頭を巡る作業員たちとコフィの攻防戦を経て、海溝深く沈んだ核弾頭を無力化するため、バッドは人類未踏の深度へ潜航する。

 

感想

長い。3時間あった。完全版ってやつだからかな?

海底モノですね。海底ならではの浸水や水圧、低温、閉鎖空間。地上(海上?)との連絡が途絶えた時のパニックなど。生身で深海に出てたけど一瞬でぺちゃんこになったりしないのかな。

未知の生命体(以下EDFに倣ってフォリナーと呼称)要素は無くても良いんじゃないか、というのが正直なところです。フォリナーは話の8割進むまで、時々現れて電気障害を起こすだけにとどまり、特に話には絡んでこなかった。それでいて本格的に姿を見せたあともなんだかメッセージ性の高いことを言ってくるだけで話の本筋には関係ない様にしか感じませんでした。

フォリナーもだけどほとんどの作品の宇宙人はなぜか地球を侵略してくるか、星としての地球を守るために人類を諫める(あるいは滅ぼす)奴ばっかりなんですよね。平和的に移民しようとするとか外交しようとする奴はあんまりいない感じがする。まあそうするとお話になりにくいからそういう作品が少ないだけかもしれないけど。

バッドとリンジーの仲直りも一つの要素だったけどバッドは最初っから未練がある風だったのが面白かったです。

 

総評

フォリナーの蛇足感はあるものの全体としては面白かったです。

100点満点で80点です。

八本目:アヴァロン

本日のおやつはカルビーポテトチップスコンソメパンチとコカコーラ。

 

あらすじ(Amazonより)

非合法の仮想戦闘体感ゲームAvalon」の蔓延する、荒れ果てた近未来。かつての仲間だったスタンナからフィールド・クラスAに現れるという隠れキャラ・ゴーストの存在を知るアッシュ。ゴーストこそが、獲得できる経験値も法外なクラスSAに通じるゲートだというが、ゴーストを追った者は例外なくロストしてしまう…。

 

感想

はっきり言ってよくわかんなかったです。

いわゆる没入型の仮想世界モノ。主人公アッシュはマーフィーに会うためにクラスSAを目指してるらしいけど、マーフィーに会う動機が謎。恋人でもなさそうだし、謝りたいとか、恨みがあるという風でもなかった。会ったら会ったでためらいなく殺しちゃうし。

SAの正体が「クラス:リアル」で、本当はこっちが現実だったって事かな?と思ったけどそういうわけでもなかったし、最後にゴーストに銃を向ける理由も謎。

途中で犬が突然消えた理由も謎。

監督の名前で調べてみると独特な作風で有名らしい。まあ納得しましたね。

 

総評

何も知らない人間がパっと見て面白いものではないと感じました。100点満点で35点と言うところでしょうか。

七本目:アバター

今日のお供はカルビーさやえんどうとサントリーCCレモン。

 

あらすじ(Amazonより)

22世紀、人類は地球から遠く離れたパンドラで<アバター計画>に着手していた。この星の先住民ナヴィと人間のDNAを組み合わせた肉体<アバター>を創ることで、有毒な大気の問題をクリアし、莫大な利益をもたらす鉱物を採掘しようというのだ。この計画に参加した元兵士ジェイクは車椅子の身だったが、<アバター>を得て体の自由を取り戻す。パンドラの地に降り立ち、ナヴィの族長の娘ネイティリと恋に落ちるジェイク。しかし彼はパンドラの生命を脅かす任務に疑問を抱き、この星の運命を決する選択を強いられていく……。

 

感想

世界興行収入第一位を保有する映画らしいですね。そんな御大層な前評判を聞くとハードル上がっちゃうよなァ~と思いながら見ましたが、そこそこ面白かったです。

カネのために動くってのは別に構わないとしても「そのためならなんだってする」になると途端に悪役ですよねー。暴力で解決しようとする奴は印象が良くないのは当然だった。

SF要素としては未開惑星の開拓、意識の移植による別肉体(これがアバター)の操作と言ったところ。主人公ジェイクは元の体が歩けない体だからアバター生活が(本来の楽しさよりも)余計に楽しくて仕方なかったんだろうな。

パンドラの植物は相互にシナプスのようなものでつながっていて星全体が一つのネットワークを構築してるってのは斬新な設定で面白かった。現実にこれが存在したら本当に「神」なんだろうな。あるいは「地球の意思」とでもいうのか。でもジェイクの意識を移植できるのはどうなのか?地球側の技術なんじゃないのか・・・まあ地球意思は現実には存在しないのでこれについてどうこう言うのはナンセンスなのかな。

 

総評

最高に面白い!とまでは行かなかったけど世界で人気が出るのも分かるかなと言う感じでした。100点満点で85点です。